自動車を運転する人であれば、自賠責保険(強制保険)だけでは心もとないので、ほとんどの人は、任意の自動車保険にも加入することになると思いますが、任意保険の保険料って、けっこう高額ですよね。
多くの人は、保険について、それほど詳しくはないので、つい、誰かに勧められるままに、保険に加入してしまいがちです。
しかし、それらの保険は、たいてい割高な保険です。
私も、保険料が高いとは思いつつ、ディーラーで勧められた保険に加入してしまいましたが、やはり高すぎると思い、思い切って見直すことにしました。
実際に私が、複数の保険会社の見積もりをとって比較した結果、かなり保険料が安くなることがわかりました。
この記事を読めば、自動車保険を乗り換える方法やタイミング、どれくらい安くなる可能性があるのかがわかるようになります。
結論としては、ネットを利用して、保険の満了日のタイミングで乗り換えることで、多くの場合、保険料を半額程度に抑えることができることがわかると思います。
マツダ自動車保険スカイプラス
マツダのディーラーで新車を購入した場合、「マツダ自動車保険スカイプラス」という、マツダ車オーナー限定の自動車保険プランが用意されています。
私もNDロードスター購入時に、ディーラーの営業に勧められるままに、「マツダ自動車保険スカイプラス」加入しました。
その後、諸事情により、NDロードスターを売却して、CX-30に乗り換えたときにも、その保険は、そのまま引き継ぎぐことになりました。
NDロードスターとCX-30とでは、ロードスターのほうが保険料は高そうですが、じつは逆でした。
理由は単純で、ロードスターよりも、CX-30のほうが圧倒的に販売台数が多いため、結果的に事故率も高くなるので、保険料も高くなるのだそうです。
ネットで複数見積もりした結果
CX-30の車両価格は、ロードスターよりもかなり安いのですが、保険料は、ロードスターのときの、2倍近くになってしまいました。
「まぁ、仕方がないか…」
と思っていたのですが、家計の無駄を見直そうと思うと、やはり高すぎます。
そこで、面倒でしたが、インターネット(以下 ネット)で、複数の保険会社から、見積もりをとってみました。
すると、びっくりするくらい安い金額で、保険に加入することができることがわかりました。
ネットで手続を行ったり、証券はペーパーレスにするなどで得られる割引を利用すれば、「マツダ自動車保険スカイプラス」の半額以下は当たり前で、保険会社によっては、1/4程度にすることも可能だということがわかりました。
保険料が高すぎるとは思っていましたが、これまで、だいぶ余分なお金を支払っていたことに気がつきました。
自動車保険を乗り換えは満期日に!
自動車保険を乗り換える場合は、等級のことなどを考えると、保険の満期日に合わせて行うのがベストです。
ネットから申し込む保険の場合、保険の満期日以外の開始日では、乗り換え手続きができなかったり、ネット割などの割り引きが得られない場合が多くなります。
そうなると、乗り換えによって得られるメリットが少なくなってしまいます。
1年契約であれば、保険の満期日は1年に1回必ずあります。
しかし、3年などの長期契約の場合は、満期日は毎年訪れません。
保険証券を確認すると、私が加入していた「マツダ自動車保険スカイプラス」も3年間の長期契約となっていました。
そのような場合は、どうすればいのでしょうか?
契約途中で解約する場合
契約している保険が、3年契約などの長期契約であっても、途中で解約することは可能です。
ただし、途中で解約して他社に乗り換えたい場合、多くの保険会社で、始期日ちょうどの日付けでの乗り換えでなければ対応してもらえません。
どういうことかというと、例えば、5月1日に3年契約をスタートした場合、2年目の5月1日や、3年目の5月1日のタイミングでなければ乗り換えられないということです。
ノンフリート等級の引き継ぎや、ネット割などの割り引きを考えなければ、いつでも解約することは可能かもしれませんが、それでは保険料が高くなってしまい、乗り換える意味がなくなってしまいます。
やはり、
だと思います。
自動車保険の乗り換え方法
自動車保険の乗換方法は、以下のとおりになります。
基本的には、ネットが利用できることが前提となりますが、これを読んでいる時点で、ネットが使えているということなので、ネットが使えない人は読んでいないと想定して話を進めます。
乗り換え先の保険会社を決めて見積もりをとる
なんでもそうですが、1社だけ見積もりをとっても、それが高いのか安いのか判断することができません。
しかし、なんどもなんども、同じ情報を入力して、複数の保険会社から見積もりをとるのも大変です。
そこで役に立つのが、自動車保険一括見積もりサービスです。
自動車保険一括見積もりサービスを利用すれば、いちどの情報入力で、複数の保険会社から自動車保険の見積もりをとることができるので、とても便利です。
保険の満期日ギリギリになってしまうと、じっくり比較することができないので、少し余裕を持って見積もりを依頼するほうがいいでしょう。
早いところでは、開始日(満期日)の90日前から申込をすることができます。
乗り換え先の保険会社と契約する
乗り換え先の保険会社が決まったら、他社からの乗り換えで契約するための手続きを行います。
保険料を安くしたいのであれば、手続きはネットからの申し込み一択です。
保険でも、証券でも、金融でも、携帯電話料金でも…
なんでもそうですが、価格が高い理由の理由は、店舗費用や人件費、キックバックやバックマージンが上乗せされているからなので、店舗があって、営業マンがいるような場所に、わざわざネギを背負って行かないようにしましょう。(カモられないようにしましょう。)
ネットで、複数の会社の見積もりをとって、じっくりと比較検討して、ネットで申し込むのがいちばんです。
質問や疑問点があっても、最近では、チャットサポートが充実しているので、チャットで質問すれば、リアルタイムで回答してもらえるので、その場で解決することがほとんどです。
手続きには、契約中の自動車保険の保険証券、車検証、運転免許証などのが必要となります。
保険の開始日は、契約中の保険の満期日(解約日)と同じ日にして申し込みます。
契約中の保険会社に解約を伝える
乗り換え先の保険会社が決まったら、契約している保険会社に、解約する旨を伝えます。
1年契約で満期とともに保険会社を乗り換える場合は、更新をしなければいいだけなので、解約の連絡は不要になるかもしれません。
しかし、自動継続になっている場合や、複数年契約の場合には、解約の連絡をする必要があります。
自動車保険は重複して契約することができないことになっているので、解約の連絡や手続きをしないと、後から申し込んだ、乗り換え先の保険会社との契約の方が無効になってしまいます。
新しい保険の開始日と、現在の保険の解約日を合わせて手続きを行い、保険の重複や空白期間を作らないように気をつけましょう。
場合によっては、連絡だけではなく、書類による手続きが必要な場合もありますので、解約の連絡時に確認しておく必要があります。
マツダ自動車保険スカイプラスは不要⁉
マツダ自動車保険スカイプラスのメリットとしては、車両保険を利用しなくても、1年に1回、自己負担額2万円で、最大6万円のボディリペアをすることができます。
しかし、使える条件を確認してみると、6万円を超えるようなリペアには、追加費用を支払っても、利用することができないことになっています。
もしものときに、リペアの補償を利用しようとしても、6万円ではおさまらない可能性は高いです。
逆に、6万円以内でおさまるようなリペアであれば、自己資金で支払えるので、補償(しかも免責2万円)は不要といえます。
実際、私のNDロードスターのボンネットやフロントガラスには、飛び石によるキズがたくさんありましたが、ソウルレッドの塗装費用が高いこともあり、結局、いちども、補償を利用することはありませんでした。
実際には、あまり使いみちのないと思われる、6万円以内で収まるような軽微なリペア補償のために、高い保険料を支払う必要があるとは思えません。
自動車保険一括見積サービスで比較
私の場合、幸いにも、1ヶ月間だけ我慢すれば、保険の満期日と同じ日がくることがわかりました。
そのため、3年契約のマツダ自動車保険スカイプラスを途中解約して、自動車保険一括見積サービスで比較検討した保険会社に乗り換えができそうです。
実際に、比較した保険会社は、
・アクサダイレクト
・ソニー損保
・SBI損保
・チューリッヒ
・イーデザイン損保
の6社でした。
登録が完了すると、すべての保険会社ではないこともありますが、見積もりは、その場でも確認することができます。
そして、登録したメールアドレス宛に、ユーザーID、仮パスワード、問い合わせ番号などが記載された登録完了のメールや、各保険会社からの見積もりのメールが届きます。
各保険会社からの見積もりのメールには、マイページへのログイン情報(URL、ID、パスワードなど)が記載されています。
届いたメールからそれらの情報を使用して手続きすると、見積もり時の入力内容に基づいた申込が可能です。
見積もりをGETを押す前に、「○○からのご案内」のチェックを外しておくと、余計なメールが届かなくなります。
*私は最終的に、アクサダイレクトを選びました。
おわりに
自動車保険一括見積サービスを見ると、
「5万円以上安くなった人も」
などと書かれていますが、実際に見積もりしてみてわかりましたが、あれは大げさではなく本当です。
自動車保険一括見積サービスを利用した人の、安くなった保険料の平均額は、36,682円/年(2021年アンケート結果)という数字がでています。
条件にもよりますが、割高な保険に入っている人は、年間で3万円〜5万円は安くなると思います。
不要な特約を外せば、年間で5万円以上安くなる場合もあります。
支払い方法は、毎月払い(分割)よりも、年払い(一括)のほうが、より保険料が安くなるのでおすすめです。
*私の場合は、年払いで65,000円も安くなりました!
どこの保険を選んでも、対人対物は無制限になると思いますが、悩むのは車両保険です。
車両保険に加入するかしないかで、保険料はだいぶ違ってきます。
ただ、ソニー損保などの保険に乗り換えた場合、車両保険に加入したとしても、高い保険で車両保険に加入しない場合よりも安くなることもあります。
保険料が高額になるという理由で、車両保険を諦めていた人も、見積もりをとって比較してみてはいかがでしょうか。
もちろん、車両保険には加入せずに、最安で乗り換えるというのもありです。(いざというときに後悔しないように、車両保険やその他の特約の有無は、自分にあったものを選びましょう。)
満期日は、人それぞれ違うと思いますが、もしも、現在の自動車保険の保険料が高いと感じている人は、とりあえず、見積もりをとってみて、いくら安くなるのかを確認してみるといいでしょう。
見積もりをとったからといって、必ず乗り換えなくてはいけないわけではないので、なにも損することはありません。
私は、ソニー損保にすると思いますが、人ぞれぞれ、見積もりの条件は異なると思いますので、現在の保険証券を手元において、ぜひ、複数の見積もりをとって、比較検討してみてください。
おそらく、大幅に保険料を安くすることができると思います。
複数の保険会社から見積もりをとるなら、やはり、自動車保険一括見積サービスが便利です。
見積もりは無料です。
多少、面倒かもしれませんが、年間で5万円前後も、無駄な支出が減らせる可能性があるので、いちど見積もりをとって比較するだけの価値はあると思います。
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