人の車や、仕事用の車、興味のない車などは気にならないけど、自分のお気に入りの愛車は、いつもピカピカな状態にしておきたいものですよね。
とくに新車のときは、乗っている時間よりも洗車したり、磨いたりしている時間のほうが長いのではないかと思うほど。
「少しでも汚れたら洗いたい!」
そうは思うものの、洗車専門店やガソリンスタンドで、しょっちゅう手洗い洗車をしてもらっていては、お金がかかりすぎます。
また、どうせ洗ってもすぐに汚れるので、次第に、毎回、数千円を払うのが、バカバカしくなってきます。
自宅の敷地内で、さっと洗えれたらいいのですが、戸建てでないとなかなか難しいですね。
自宅で洗えないとなると、コイン洗車場へ行って自分で洗うか、ガソリンスタンドなどの洗車機で洗うということになります。
コイン洗車場
近くにコイン洗車場があればいいのですが、最近、コイン洗車場は少なくなっている気がします。
また、洗う前と、洗った後のそれぞれに、しっかり水をかけたいのですが、一時停止を使っても1回のコースで、時間内それらを済ませるのは、なかなか難しいです。
そうなると、2回、お金を投入することになるのですが、2倍のお金がかかるし、今度は、時間的にも多すぎたりします。
それを解消するいい方法がひとつあります。
それは、誰かと2台の車でコイン洗車場へ行くことです。
まず、お金を投入して2台の車に水をかけ、泡やスポンジでキレイに洗車をしてから、もういちどお金を投入して、2台の車に水をかけて汚れや泡を流せば、時間的にもちょうどいいし、料金も1台あたり1回分で済みます。
1回で1台の車をキレイにするのは、一時停止ができる時間にもよりますが、少し時間が足りない。
しかし、2回で1台では長すぎる。
2回で2台を洗うくらいがちょうどいいのです。
ちなみに、この後の「幌(ソフトトップ)と洗車機」のところでも書きますが、ソフトトップ(幌)に、高圧洗浄機で集中的に水を噴射するのは、やめたほうがいいようです。
洗車機
近くにコイン洗車場がなかったり、あっても、一緒に洗車に行く人がいない、営業時間と行ける時間が合わない、洗車用具を買い揃えて持っていくのが面倒くさい…
などという場合は、ほとんどのガソリンスタンドに設置されている、洗車機を利用するという選択肢もあります。
しかし、ボディをコーティングしているのかいないのかでも違ってきますが、愛車(とくに新車)を洗車機に入れるのは、少し勇気がいります。
ちなみに、私のNDロードスターに施工してある、キーパーコーティング(1年耐久のいちばん安いやつ)は、洗車機OKということになっています。
調べてみると、
実証!!クリスタルキーパー車を、ドライブスルー洗車機で100回連続シャンプー洗車しても大丈夫!
という記事があり、参考になりました。
私も、納車当初は、手洗い洗車のみでしたが、あまりに洗いたい頻度が高いので、これを読んで、思い切って洗車機に入れてみました。
一部を引用すると、
クリスタルキーパー車は、100回連続でシャンプー洗車をしても、”艶”は全く変わりませんでした。
水ハジキは60回目のシャンプー洗車を行った時点で、わずかに鈍くなっただけで、それでもまだ水ハジキはしっかりあり、100回目の時点でもほぼ変わりませんでした。
「1年間洗車だけのクリスタルキーパー」の車は、スポンジブラシのドライブスルー洗車機に、たとえば、1年間に100回かけたとしても、全然大丈夫。
艶と光沢は変わらず、水弾きもほぼ変化はありません。
勇気がいるのは、始めの1回目だけです。
2回目からは、すんなり入れます。
もちろん、ボディコーティングをしてあって、そのコーティングが洗車機OKという場合です。
ただし…
幌(ソフトトップ)と洗車機
洗車機の使用は、ボディに関しては、コーティング次第ということになります。
しかし、ロードスターの幌車(ソフトトップ車)の場合は、
「幌も洗車機に入れても大丈夫なのか⁉」
という心配があります。
これに関しては、
残念ながら、「幌車も洗車機OK」ということにはなっていません。
ロードスターのオーナーズマニュアル(電子版)にも、
【禁止】自動洗車機や高圧洗車機を使用しないでください。幌が破損したり、損傷するおそれがあります。
と、はっきり書いてあります。(RFには洗車機や高圧洗浄機に関する記載はありません。)
マツダのお客様相談センター(マツダコールセンター)に問い合わせた人もいるみたいですが、
「洗車機の使用はできません」
との回答だったといいます。
オーナーズマニュアルに書いているので当たり前ですね。
さらには、ある洗車機メーカーに問い合わせた人もいるのですが、やはり、
「オープンカーの幌車では使用できません」
という回答だったそうです。
オーナーズマニュアルに書かれているので、当たり前です。
仮に大丈夫の可能性が高くても、万が一のことがあれば、大丈夫だと言ってしまった人は、責任を取らなくてはいけません。
そのため、
「ソフトトップのオープンカーも洗車機OKです!」
なんて、誰も言えないでしょう。
私も言えません(笑)
ただし、これまで、NB、NC、NDと、歴代のロードスターを何度となく洗車機に入れてきた経験からいうと…
リアウインドウがガラスタイプであれば、ロードスターを洗車機に入れてしまっても、水の侵入や、何らかの問題が発生したことは、いちどもなかった
と思います。
もちろん、洗車機にも種類がありますので、なるべく新しく高性能な洗車機を選んだほうがいいでしょう。
また、泡でモコモコになる洗車コースは、トランクやボンネット、幌の隙間などに、これでもかというくらい泡が残りますので、おすすめできません。
ボディーコーティングをしてあれば、普通の水洗いコースで十分だと思います。
ただし、これは私のこれまでの経験を書いているだけですので、ソフトトップのロードスターやオープンカーを洗車機に入れても大丈夫だと言っているわけではありません。
あくまで、自己責任でお願いします。
洗車の回数を減らす方法
季節にもよりますが、ほんとうに洗車しても、すぐに汚れます。
とくに、一瞬だけパラッと降る雨は最悪で、その後、太陽が顔を出そうものなら、かなり酷いことになります。
鳥のフン爆弾も致命的です。
それらの場合、たとえ洗車したばかりであっても、ほぼ洗車確定です。
【鳥のフン対策】
また、駐車場が青空駐車だと、キレイに保つのは至難の業です。
しかし、車は乗ってなんぼのなので、汚れて当然です。
ただ、雨や雪、鳥のフンなどが降らないかぎり、洗車の頻度を減らせるかもしれない方法があります。
それは、毛ばたき、もしくは、ホコリ取りモップを使って、ボディに付着するチリやホコリ、花粉や黄砂などを、なるべくこまめに払っておくことです。
オーナーズマニュアルにも、こんな記載がありました。
外装の手入れ
車を美しく保つためには日ごろの手入れが大切です。
走行後は、車体についたほこりをやわらかい布か毛ばたきで払い落としましょう。
毛ばたきやホコリ取りモップを使うことで、水に濡れないかぎりは、比較的きれいな状態を保つことができますので、ぜひ試してみて下さい。
⇒ 洗車したボディのホコリや花粉が気になる⁉【毛ばたきやホコリ取りモップ アルパカの首がおすすめ!】
ただし、雨や雪に降られたり、鳥の糞や虫が付着してしまった場合は、洗車するしかありません。
おわりに
私のNDロードスターも、納車当初は、手洗い洗車にこだわっていましたが、いまでは、洗車してキレイな状態にすることを最優先に考えて、すぐに洗車機に入れてしまいます。
週間天気予報にもよりますが、基本的には、汚れたままにしておくのがイヤなのです。
ロードスターのボディは、とても小さいので、洗車機に入れてしまえば、拭き取りはあっという間です。
ホイールを拭くのが、いちばん手間と時間がかかるくらいです。
それでも、洗車機を使えば、30分くらいで洗車をすることも可能です。
ただ、ブロワー(エアー)で細かい隙間の水が飛ばせないので、走り出すと、いろいろなところから水が出てきます。
少しだけ走って水を飛ばしてから、もういちど拭くなどの工夫が必要です。
繰り返しになりますが、
ロードスターのオーナーズマニュアル(電子版)にも、
【禁止】自動洗車機や高圧洗車機を使用しないでください。幌が破損したり、損傷するおそれがあります。
と書かれていますので、ソフトトップ(幌)のロードスターを洗車機に入れる際は、くれぐれも自己責任でお願いします。
以下に、オーナーズマニュアルの一部を引用しておきます。
ソフトトップの手入れと注意
ソフトトップの手入れ
ソフトトップの手入れ
ソフトトップは高品質の幌生地を使用しています。
手入れの方法を誤ると、生地が硬化したり、シミや光沢ムラなどを起こすおそれがあります。
水洗いするとき
水洗いする前に毛のやわらかいブラシを使用し、砂埃を取り除きます。
車体上部から水をかけながら、やわらかいスポンジやセーム皮などで洗います。
ボディー用ワックスや油脂類が付着したときは、水で薄めた中性洗剤 (約5%) を使用して落としてください。
注意
【禁止】窓ガラスと幌の合わせ目付近に、直接水をかけないでください。室内に水が入るおそれがあります。
【禁止】ボディーと幌の合わせ目付近に、直接水をかけないでください。室内、およびトランク内に水が入るおそれがあります。
【禁止】自動洗車機や高圧洗車機を使用しないでください。幌が破損したり、損傷するおそれがあります。
これらが、メーカーとしての正式な見解となります。
つまり、これらに反した場合、メーカー保証の対象にはなりません、ということです。
おまけ(私の理想)
最後に、個人的な理想のカーライフ(洗車も含む)について書いてみます。
理想は…
とにかくガレージを持つ
これに尽きます。
そして、天気の悪い日は、ガレージから出しません(笑)
天気がいい日にドライブを楽しみ、夜や雨の日に、ガレージ内で洗車をします。
どこかへ車を持って行って洗車をする場合は、当然、天気のいい日にしか洗車ができません。
天気が悪くても洗車ができなくはないですが、きれいな状態で戻ってこれなければ、鳥のフンや虫を取るというのが目的でなければ、洗車する意味がありません。
また、あまり天気が良すぎのも、ボディの温度上昇、ウォータースポット(水ジミ)みなどのことを考えると、洗車には向いていません。
風がなく、太陽が顔を出していなようなときが、洗車には適しています。
それに、なにより、風のない天気がいい日中に、洗車をしているなんて、もったいないです。
天気のいい日中にドライブを楽しんで、夜や天気の悪い日など、ドライブが楽しめないときに、ガレージの中で天気を気にせずに洗車やメンテナンス、カスタマイズなどをして、次のドライブに備えるというのが理想です。
ガレージ内での保管でも、次のドライブまでにホコリがつくとは思いますが、水に濡れるわけではないので、毛ばたきやホコリ取りモップで、サッと払ってあげれば、ピカピカになります。
天候を気にせずに、車イジリやメンテナンス、洗車などができるガレージは、車好きなら、ぜひとも欲しいところですね!
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