ロードスターの魅力は、いろいろあると思います。
普通に考えると、オープンカーであるということが魅力だといえますが、私が考えるロードスターの最大の魅力は、「軽さ」と「使い切れるパワー」の2点です。
もちろん、スタイルがカッコ悪くては、話にならないので、カッコよさも重要です。
その点、NDロードスターは合格です。
そして、手の届く価格帯であることも大切です。
限られた、一部の金持ちしか買えないような車では、どんなに魅力的でも意味がありません。
ロードスターは、モデルチェンジを重ねるたびに価格が上がっていますが、それでもまだ、手が届かない価格にはなっていません。
カッコよくて、普通の人でも買える価格帯、それらの条件を満たしていることを前提として、ロードスターの魅力を「軽さ」と「使い切れるパワー」の2点であると、私は考えています。
軽さは正義!
ロードスターは、オープンカーというだけではなく、とにかく運転が楽しい車です。
サーキットやワインディングに行かなくても、普段のちょっとした運転から、とにかく楽しい車です。
それはもう、乗った瞬間から楽しいです。
ネガティブに思われている控えめなパワーも、ある意味、ロードスターの魅力のひとつだと思います。
実際に、NB→NC→NDと乗ってみたから分かることですが、NC→NDのダウンサイジングや原点回帰は、大正解だと思います。(NBも楽しかった)
1.5〜1.6LのNAエンジンで、1t(1,000kg)前後の車重というパッケージングが、ロードスターの最大の魅力です。
もちろん、
「もう少しパワーがあったら…」
と思うこともありますが、それを言い出すとキリがありません。
いろいろな種類の車やバイクに乗ってみて思うことは、スポーツカーやスポーツバイクにとって、やはり、
「軽さは正義!」
だということです。
行き着く先は、スーパーセブンになりそうですが、軽い乗り物は、とにかく乗っていて楽しいです。
使い切れるパワー
使い切れないほどの有り余るパワーは、「余裕」とも言えますが、「ストレス」にもなります。
多少、足りなくても、フルに使い切れるパワーでいいのです。
私たち一般のドライバーやライダーは、誰かと勝敗を争っているわけでも、コンマ一秒を争っているわけでもありません。
安全な速度域で、楽しく気持ちよく走れれば、それで幸せです。
パワーで勝負しようと思ったらキリがありませんし、ある領域からは、公道では使いきれなくなります。
このことは、車もバイクも同じです。
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車やバイクは、公道用なのか、サーキット用なのかを、分けて考えたほうがいいと、最近では思うようになりました。
公道でもサーキットでも使えるようなマシンにしようとすると、結果的に中途半端になってしまうかもしれませんし、そもそもセッテイングが違います。
サーキットではそこまで速くなく、公道では性能が使いきれない(しかも乗り心地がよくない)…という、どちらも楽しめないマシンになってしまいかねません。
おわりに(まとめ)
ロードスターのようなライトウェイトスポーツに、絶対的なパワーを求めるべきではありません。
正直、私も、NDロードスターに、もう少しパワーがあったらなと思うこともありますが、パワーにはキリがありません。
そして、パワーと引き換えに重たくなるくらいなら、非力でも軽いほうがいいと思います。
バイクも車も、ヒラヒラ感のあるマシンは、乗っていて楽しいです。
オープンカーならではの開放感やカッコよさも、もちろん、ロードスターの大きな魅力ですが、私にとっては、「軽さ」と「使い切れるパワー」の2点のほうが魅力的です。
そして、そのような魅力をもった車は、決して多くありません。
ロードスターで、もう少しパワーが欲しければ、2Lエンジン搭載ののロードスターRFという選択肢もありますが、私は乗ったことがないので、評価は控えさせていただきます。
ただ、きっといい車だと思います。
レシプロエンジン、6速ミッション、FR、2シーターオープン、ライトウェイトスポーツ…
という、いつまでも作られ続けるとは考えにくいロードスターに、いちどは乗ってみるのも、悪くはないと思いますよ!
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