NDロードスター 幌とシートバックベゼルの干渉【干渉の原因と対応策・おすすめの開閉方法】

シートバックベゼル ROADSTER

幌タイプ(ソフトトップ)のロードスターは、乗ったまま簡単に幌の開け閉めができるというのが、大きなの魅力のひとつです。

 

電動リトラクタブルハードトップのロードスターRFも別の意味で魅力的ですが、オープンにしたときの開放感、そして、開閉の手軽さでいえば、幌タイプのロードスターも負けていません。

 

NDロードスターの手動による開閉は、かなりスムーズで、さらには、電動よりも手動のほうが圧倒的に速く開閉することができます。

 

身長が低かったり、力のない女性の場合は、多少、手こずるかもしれませんが、多くの成人男性であれば、片手で容易に開閉することができるでしょう。

 

また、NDロードスターは、初代NAはもちろんのこと、NBやNCの頃よりも、開閉に要する力が軽減されているように思います。

 

ほんと、びっくりするほど、素早く簡単に開け閉めすることができます。

 

しかし、NDロードスターの幌の開閉には、気をつけなくていけない点もあります

   

シートバックベゼルとの干渉問題⁉

NDロードスターには、シートバックベゼルが、すべてのグレードで標準装備されています。

 

ノーマルの純正品は、すべてのグレードで艶ありブラックのシートバックベゼルだったと思います。

 

このシートバックベゼルを、ボディ同色にカスタマイズするのもオシャレだと思います。

 

しかし、NDロードスターの場合は、ミラーやピラーがブラックアウトされているので、シートバックベゼルがブラックのままでも、全体的なまとまりがよく、私は気に入っています。

 

問題なのは、オープン時に折りたたまれる幌と、シートバックベゼルとのクリアランスです。

 

NDロードスターは、このクリアランスに余裕がない車体が多いようなのです。

 

ロードスターの場合、そもそも、設計段階から、省ける無駄は省いているのだとは思いますが、車体によっては、余裕がなさすぎて問題が生じます。

 

その問題は、幌とシートバックベゼルとの干渉です。

 

分かりやすく言うと、

 

幌を開けるときに、幌がシートバックベゼルに当たって(擦れて)、シートバックベゼルに擦り傷ができてしまう

 

のです。

 

私のNDロードスターも、気がついたときには、シートバックベゼルに擦り傷ができていました。

 

シートバックベゼル

シートバックベゼルに擦り傷が…

よくある問題⁉

すぐにネットで調べてみたところ、同じような問題は、世界的によくある問題だということがわかりました。

 

そして、新車で購入して間もない場合は、クリアランスの調整と、シートバックベゼルの交換が無償で可能だということを知りました。

 

私のNDロードスターも、新車購入から1〜2ヶ月という時期だったため、すぐにディーラーに相談してみました。

 

その結果、無償でクリアランス調整と、シートバックベゼルの交換をしてもらえました。

 

クリアランスの調整自体は、始めからできるようになっているようです。

 

気の利くディーラーは、納車前に、干渉しないように調整してくれているのかもしれませんが、実際のところはわかりません。

 

仮に無償対応が可能であっても、クリアランスの調整を行わずに、シートバックベゼルだけを交換した場合、交換したシートバックベゼルにも傷が付く可能性が高いので、根本的な問題の解決にはなりません。

 

ディーラーにシートバックベゼルの交換だけをお願いするのではなく、クリアランスの調整も、必ず行ってもらいましょう。

   

私が感じた疑問…

私のNDロードスターも、新車購入から間もないタイミングだったため、すんなりとクリアランスの調整とシートバックベゼルの新品交換をしてもらえたのですが、ひとつだけ疑問を感じることがありました。

 

 

私が感じた疑問は…

 

幌とシートバックベゼルのクリアランスがないなら、納車当初の開け閉めから、シートバックベゼルに擦り傷ができたはずです。

 

しかし、私がシートバックベゼルの擦り傷に気がついたのは、納車から1〜2ヶ月後のことでした。

 

その間、なんども幌の開け締めはしていたのですが、始めのうちは、わかりませんでした。

 

また、洗車後は、丁寧に拭き上げていたと思うので、1〜2ヶ月も、シートバックベゼルの擦り傷に気が付かなかったとは思えません。

 

となると、始めは干渉していなかったけど、途中から干渉するようになったということでしょうか?

おすすめの開閉方法

私の疑問は、幌とシートバックベゼルのクリアランス調整と、シートバックベゼルの交換が終わったNDロードスターを取りに行ったとき、サービススタッフの人からの開閉に関するアドバイスを聞いたときに、スッキリと解決しました。

 

そのアドバイスとは、幌の開け方に関するものでした。

 

NDロードスターの幌とシートバックベゼルのクリアランスは、そもそも設計上の余裕がないため、幌を開けるときは、なるべく車から下りて行い、幌を斜め後ろ方向に押しながら開けたほうがいい。

 

ポイントは、幌を真下に押すのではなく、斜め後ろ方向に押しながらロックすること。

 

そうだったのか…

 

ロードスターに乗ったまま、信号待ちなどで、雑に幌を開けたときにだけ、幌とシートバックベゼルが干渉して、擦り傷が付いたでしょう。

 

これは、半分はクレームですが、半分は使い方の問題でした。

 

調整前のクリアランスがどれくらいだったのかは、今となってはわかりませんが、もしかしたら、車を降りた状態で、幌を開けるぶんには、シートバックベゼルと干渉しなかった可能性もあります。

 

だから、すぐには気が付かず、新しいロードスターに慣れたころ、乗ったまま雑に幌を開けるようになったときに、擦り傷ができたのでしょう。

 

だから、納車してすぐではなく、1〜2ヶ月後に問題が発覚したのだと思います。

 

きっと、始めのうちは、丁寧に開け閉めしていたのでしょう。

 

それが、慣れと同時に雑になり、乗ったまま「えい!」と開けるようになり…

   

おわりに

いまでは、クリアランス調整を行ったので、もしかしたら、乗ったまま幌を開けても、シートバックベゼルと干渉しない可能性もあります。

 

しかし、試しに乗ったままて開けてみて、干渉してしまった場合、交換したシートバックベゼルに、また擦り傷がつきます。

 

それをディーラーに持っていって、また交換してくれといっても、交換してもらえる保証はありません。

 

それに、幌を閉めるときは、乗ったまま閉めるほうが閉めやすいのですが、開けるときは、乗ったまま開けなくてはいけないかといえば、べつにそうでもないでしょう。

 

であれば、なにも無理して乗ったままオープンにする必要もないのかもしれません。

 

それに、私の場合は、オープンにした際、折りたたんだ幌の左右の部分の凹みが気になるので、左右均等になるように、手で整えているのですが、それは当然、乗ったままではできないことです。

 

シートバックベゼル

幌をたたんだときの凹みも気になる…

 

ということで、NDロードスターの幌を開けるときは、車を降りた状態で開けることに決めました。

 

そうすれば、シートバックベゼルとの干渉や、それに伴う擦り傷も防げるし、左右の凹みもきれいに整えることができます。

 

もちろん、個体差があるとは思いますので、乗ったまま「えい!」と幌を開けてしまっても、シートバックベゼルと干渉しない車体もあるかもしれません。

 

ただ、どうしても乗ったまま開けたいという理由がないのであれば、わざわざ干渉して擦り傷ができるかもしれないリスクをとってまで、乗ったままオープンにする必要もないように思います。

 

以上、NDロードスターの幌とシートバックベゼルの干渉問題についての原因や対応策、おすすめの開閉方法(開け方)などについて、実体験をもとに解説してみました。

 

NDロードスターの幌車乗りの人は、十分に気をつけて下さいね!

   

コメント

タイトルとURLをコピーしました